鈴木ユートピア

31歳、写真、キャンプ、バイク、旅

測量野帳は粗雑に扱ってこそじゃないか

 

ねえ、高校生の頃から手帳を使っているけれど、

手帳は適当に使うに限るよな!

 

手帳のある暮らし...みたいな気取ったウェブサイトがこれみよがしにびっしりと細かい文章を埋め尽くしていたり、赤ちゃんの成長日記を色鉛筆できれ〜〜に描いてたりすると、「お前らがハードルを上げてどうすんだ!」と申したくなるのだ。

適当でいいんだよーと言ってください。誰でもいいから。

 

そう考えると「ほぼ日手帳」って言うのは本当にすごいよな。

あれは日記と手帳のあいのこみたいな感じで、1日1ページ白紙が与えられていて、スケジュールを書こうが、図を書こうが、落書きしようがなんでも良くて、何も書かなかった白紙の1ページですら、「それもあなたの1日だから、ちょっとくらいサボったっていいじゃないですか」と公式が言ってくれてるから優しいじゃない...と涙ぐんでしまう。

 

このほぼ日手帳を5年くらい使って、そして突然やめた。

ほぼ日手帳から離れていったほぼ全ての人が言うように、「白紙ページに対する罪悪感に耐えられなく」なってしまったのだ。それで、モレスキンに以降して、また5年くらいモレスキンを愛用していたのだ。

 

モレスキンはいいぞー。

いや、良くはないんだけど、良いと錯覚させてくれる。もう全部中国製に切り替わっちゃったから昔と比べて明らかに品質が落ちてるし、落ちてるくせに「ヘミングウェイも愛用した〜」みたいなことをいまだに言ってるところがキモいんだけど、それでもなんだろな。あの手帳のサイズ感と、中のページのしんなりした感じ、ちょっとオールドな雰囲気を醸し出しているクリーム色の紙、革張りっぽい雰囲気の表紙を指で叩いた時の「コンコン」という音。

でも高いんだ!2700円もするの!

スケジュール帳でもないのよ。普通の、横罫線の手帳で。

 

それで測量野帳にたどり着いたの。

手帳界隈の人(そんな人がいるんだろうか?)が聞いたら「ああ〜〜〜なるほどね〜〜〜」って感じになりそう。わかんないけど。

 



おしゃれでもなんでもないんだけど、もう完全に機能特化。

そりゃそうよ。コクヨの商品区分ではこれ、製図用品なの。

 

耐水性があって、堅牢な表紙、ポケットに突っ込めるスリムな形状、そのくせ開くと正方形になる利便性!

 

 

それをヨォ、方眼をガン無視してヨォ、ガーーーって!

 

 

 

こうガーーーーーーって!!

 

 

 

ぐちゃぐちゃに使うのが楽しいんだよな。

 

 

雑記と、メモと、備忘録と、日記がめちゃくちゃに混ざってる。

楽しい。こんな風にめちゃくちゃに使ってるから2週間で使い切る。

使い切ったらまた新しい測量野帳を取り出して使い潰す。そうすると、日々が手帳というリズムで刻まれるようになる。2週間刻みの、手帳のリズムだ。