初心者が送るガンプラのウェザリング加工
ガンダムもプラモデルも1mmもわからないという人もきっと楽しめる記事になると思う。ウェザリング加工っていうのはプラモデルを塗装したりあえて汚したりすることでプラモをリアルに見せる方法のことだ。
例えば戦車のプラモのキャタピラに土っぽい塗装を施したり、ボディー部分に銃弾の跡をつけたり、そういうことだ。
プラモデルはどれだけ高いものを買ってもプラスチックで出来ていることに変わりはないので、組み立てたままだと「やっぱりプラスチックだよね」「おもちゃだよね」という感じがしてしまう。
そこでウェザリング加工をすることで「これひょっとして金属?!」「本当に戦ってきたみたい!」と思わせることが出来るのだ。
表面のつやつやした感じとか、プラスチック特有の安っぽい色合いが悲しい。
まず墨入れという作業を行なう。より機械らしく見せる為にあらかじめ存在する溝にインクを流して表情を豊かにさせるのだ。
ちょっとインクをあてるだけで溝にインクがすっと入っていくので簡単。はみ出したら綿棒でこすれば取れる。
すでに最初よりぐっと良くなってきた。これから表面をさっと拭き取る。
綺麗に出来た。
続いてウェザリングにうつる。
化粧品のような見た目だけど、原理は完全に化粧品です。鉄っぽさとか錆っぽさとか目的によって使い分けることが出来る。
化粧品そのもの。
こんな感じで角を意識して粉を乗せていく。これは本当に楽しい。
ほら、使い古した鉄の楯って感じがしてきたでしょ??
あんまり調子に乗ると汚いだけのものになってしまうので注意が必要。
最後に砂埃を付けてみる。
これはもう本当に気持ちだけ。薄汚く見えてしまっては元も子もない。
全体で30分くらいでこうなった。
これをガンダム本体にも施すのだけれどとにかく全体のバランスを考えるのが重要だと思った。全部完成したらまたご報告します。アディオス。