鈴木ユートピア

31歳、写真、キャンプ、バイク、旅

2014-01-01から1年間の記事一覧

椎名林檎が紅白出場

紅白歌合戦が経った今やっているところ。 毎年必ず観てるけど、観たいから観ているというよりは惰性で観てる感じ。年末年始のテレビって大抵内容がないから結局紅白とゆく年くる年だけになっちゃう。 嵐はどうせA☆RA☆SHIだし、SMAPは世界に一つだけの花だろ…

コウくんのめざまし

10月31日8:00 「コウくん早く起きないと遅刻しちゃうわよ!」 ママがいつものようにコウくんの部屋に入って来て、コウくんがしがみつく毛布をはがす。 「ううん...起きたくない。今日はなんだかお腹痛い気がするから学校休みたいよ。」 「うそおっしゃい!マ…

ゴッホの耳

後藤太一は生まれつきの障害で片耳がなく、その耳は最初から耳としての機能を完全に放棄していた。耳があるべきだった部分はやけどの跡のように少し変色し、皮膚がひきつったりよれたりしていて、要するにそれは痛々しく見えた。 とはいえ、世間が障碍者に期…

アンナ

大人になってみると、親友という言葉の安っぽさに気恥ずかしさを覚える。 ちょうど、子供の頃夢中で集めていたおまけのプラスチックの指輪みたいに、昔はあんなに輝いていたのに、今はその軽さに驚き、呆れる。それも可愛らしく思えるほどに。 親友でないく…

金のプリクラ

「いじめではないっぽい」と中学生になった美帆は思った。 中学の入学式もとっくに終わって、友達のグループなんかもぼんやりと出来てきた6月。 美帆はなんとか持ち前の明るさを活かして仲の良い友達を見つけて、一緒に渋谷に行ったり、図書室で勉強したり…

2014年 今年買って良かったモノ おすすめ8選

面白そうだから今年買って良かったものをあげてみる。8個も覚えてるかなぁ...。 時系列じゃ到底無理だろうから、思いついた物順にいく。つまり恐らく時系列を逆行する感じになるだろうな。 ①ポータービジネスバッグ [ポーター] PORTER クラウド CLOUD 2WAY …

誰かの為に良いことをする。こっそりと。

葉子はいつも人よりずうっと早く学校に登校する習慣があった。 まだ誰も入っていない教室は、新品の空気が漂っている気がして好きだった。 葉子は毎日誰もいない教室に着くと、黒板のチョーク受けや窓のサッシや教壇をぴかぴかに掃除していた。 こういう日課…

付き合いたてのカップルがディズニーに行ったらアウト、が割とガチだった件

先日恋人とディズニーランドに行って来た。付き合って1年2ヶ月目。 デートでランドに行くのは生まれて初めてだったけど非常に楽しかった。 僕(彼氏)はディズニー大好き!ってわけじゃなくて普通で、彼女がディズニー大好き人間っていうまぁ一番良くある…

自慢話ばかりの彼氏・自慢ばっかりの男

いくつになっても男は自慢したがる生き物。 現在の自慢だけじゃなくて、過去の栄光みたいなものまで持ち出されると正直きりがない。女性からしたらそんな男はNGのはず。どうしたらいいのでしょう? ・・・だめだ、これじゃNAVERまとめだ。いつも通りでいこう…

年内にやっておきたいこと

今週のお題「年内にやっておきたいこと」〈2014年をふりかえる 1〉 たまにははてなブログのお題にのってみる。 年内にやってみたいことということは、あと一ヶ月で達成出来なくちゃいけないじゃない。そうすると自ずと「片付ける」とか「整理する」みたいな…

立ち仕事と座り仕事どっちが大変か

「立ってる仕事は大変ですね」優しいねぎらいの言葉 ふいに答える「でも座りっぱなしも大変でしょうね」 自分の仕事が一番辛いと思う奴にはならない 斉藤和義の「ベリーベリーストロング~アイネクライネ~」の歌詞から。 最後の一文は本当に痺れる。元が伊坂…

人生はおひとり様一度限り

ボクサーになるのに反対した母親に、「人生が二度あったら僕は会社員になるけど、人生は一度しかないから僕はボクサーになるよ」といってプロボクサーになった人がいたけど、名前が思い出せない。 人生は一度しかない。例外があるとすればイエスが復活したの…

トミーが撤退する日

新宿マルイのトミーショップで買い物をしながら「トミーがなくなる前に」とそっと呟いたら店員さんが「ご存知なんですか」と寂しそうに言った。 トミーは日本から撤退する、らしい。 僕はそれを聞いてショックを受けて、急いで前から欲しかったマフラーを買…

金のおりがみ

葉子は皇族の血筋ということで小学校に入った時分から教師からも級友からも一目置かれて育った。葉子は周りの級友とは違って下品なことを言わなかったし、いたずらもしなかった。そういう皇族としての気品やマナーが備わっていたのだ。 そういうわけで、葉子…

恋人と別れたときにFacebookの過去の写真を消すべきか

彼女が出来て程なくして妹に言われたことがある。 「お兄ちゃんどうしてFacebookで元カノとの写真消してないの?!ありえないんだけど!」 え、あっ!そういうものなの??とびっくりした。 そういう発想すらなかったのであわててしまった。 とりあえず、あ…

高校生の僕へ

前略 高校生の僕へ。 今日も坊主頭で陸上トラックを走り回っていますか。 僕は健康で、元気にやっています。 カーデザイナーになるのは結局辞めて、でもちゃんとデザイナーになりました。そういう意味では、夢をかなえたんだと思う。 高校生の君は、「デザイ…

蟹の娘

蟹と呼ばれた車掌の話 - 襟を立てた少年 蟹と呼ばれた車掌の話 - 襟を立てた少年 蟹と呼ばれた車掌は「ドアが閉まります。駆け込み乗車は御辞めください。」というアナウンスの後にベルを鳴らした。若い女性が駆け込んでくる。ドアはまだ閉まらない—。 ...お…

思い出を生きるおばあさんのはなし

おばあさんは毎日アルバムの写真を眺めることを日課としていた。 朝起きて夜寝るまで、とにかく写真を眺めた。自分の若い頃、結婚したとき、子供が生まれたとき、子供の成人式、子供の結婚式、孫の誕生、定年後の旅行...アルバムはいくらでもあったので、読…

替えのきく仕事

「お父さん!僕はもうこんな仕事まっぴらだよ!毎日同じことの繰り返しで、みんなあくせく働いているけど、考えてみればこんな仕事は僕じゃなくたって出来る!来月僕が辞めたとしても、また新しい奴が入って同じ仕事をするんだ。いくらでも替えのきく仕事な…

襟を立てた桃太郎③

襟を立てた桃太郎 - 襟を立てた少年 襟を立てた桃太郎 - 襟を立てた少年 襟を立てた桃太郎② - 襟を立てた少年 襟を立てた桃太郎② - 襟を立てた少年 桃太郎は鬼が島を目指した。 人の生活を無茶苦茶にする鬼の話を思い出すだけで桃太郎は腹が立った。 ぷんす…

あれのはなし

「おい、お前、あれはどうした。」と亭主が妻に尋ねる。 「あれって言ったってわかりゃしないわ。何のことよ?」 「おい、お前ならわかるだろう。あれだよ。」 「ああ、いやだわあなた。もう使うこともないだろうからって前に捨てたじゃありませんか。」 「…

伏線のはなし

「あンときおめぇがおいらが手先が器用だなんて褒めなかったらな、大工になんてなってねぇよ」と与六が苦笑いすると 「おいおい、人生ってのは伏線だらけだなぁ」と又兵衛は膝を叩いて笑った。

まとめサイトは見ないと決めた

以前から"電車でスマートフォンをいじっている人たちって何をしているんだろう"という疑問を持っていたのだけれど、どうやらNAVERまとめのようなまとめサイトを見ているらしい。 電車でスマホって結局何してるの? - 襟を立てた少年 電車でスマホって結局何…

睡眠とスマホの関係

久々に長く寝たと思う。 昼寝2時間+睡眠10時間+昼寝1時間。 目覚めたときは頭の中が晴れ渡ったような気持ちだった。 きちんと寝ると頭が冴え渡る。誰だって言われなくたって知っていることだけれど、これをパソコンやスマホに置き換えるとよりわかりや…

ほぼ日手帳(鞄の中身公開③)

鞄に入れておくものの中で欠かせないものの一つが"ほぼ日手帳"だ。 ロフト売れ行き実績10年連続No.1。 ほぼ日手帳は単に優れた手帳であるだけでなく、ユーザー同士が持っているだけで話しかけたくなるような、愛おしい道具だ。 この手帳をかれこれ6年使っ…

キーボード(鞄の中身公開②)

ELECOMのキーボードを常に持ち歩いている。これはキーボードを平面に投影して使うという、未来的ガジェット大好きな人にはたまらない逸品。実際に指で叩いているのは机の表面なのでスマホみたいに打った感覚がないのは仕方がないが、僕はキーボードの音量を…

女上司のはなし

「すみませんでは済みませんよ」と職場のクールな女上司がたしなめて、後悔したように俯いて頬を少し赤らめた。

コインケース(鞄の中身公開①)

(PUBS コインケース) コインケースを長く使っている。 本体の財布の方にも小銭入れはあるけれど、それは基本的に空になっている。 というのもまずよく見えない小銭入れの穴を指でぐりぐり穿り出して、それで出て来たのが欲しかった100円じゃなくて10円…

持ち物を物撮りする(鞄の中身公開の序章その2)

持ち物にこだわりがあって、なおかつ写真が好きだったりすると自分の持ち物をかっこよくぱしゃぱしゃ撮ることに楽しみを覚えるようになる。それが蓄積されていくと、「そのとき自分が好きだったものリスト」が写真で構築されていくので振り返るほどに面白い…

ノマドワーカーが好きになれない(鞄の中身公開の序章その1)

先週あたりにはてなブログ界隈で「鞄の中を晒す」というお題が流行して、色々な有名ブロガー(誰も知らないけど)が自分の鞄の中身を晒していた。 僕はノマドワーカーってやつがあまり好きではなくて、もちろんそういう職種の人がいるのを認めるし、そういう…