鈴木ユートピア

31歳、写真、キャンプ、バイク、旅

就活生に告ぐ、「そんなにエントリーしてどうするの?」

トピック「就活生」について

 

 

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僕が就活をちゃんと始めたのは2013年6月1日のことだ。同6月28日に内定。

 

世間的にかなり遅いスタートだった。何しろ説明会は半年前から始まっていたし、何なら早い友人は3月で内定を取っていたのだ。

 

じゃあそれまで何してたのって言うと失恋のショックから立ち直れていなかった。

 

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で、それから完全に立ち直ったのが5月末。あ、そろそろヤバイなと思った。多くの就活生が考えるように夏に就活をするなんてまっぴらごめんだったのだ。暑いのにスーツ着なくちゃならないし、夏休みは遊べないし、時期的に親にも心配をかける頃だ。もっと直接的な言い回しをすれば「あれこれ言われる」ようになる。それから"この夏が終わってもダメだったらどうしよう"っていうガチの焦りが出てくる。

なーんていう諸々の理由の中で一番強かったのは「暑い中で就活なんてやってられない」だったわけなんだけど、とにかく6月から就活を始めて、その月中に内定を決めた。

 

まずしたことは就職情報サイト(マイ◯ビみたいな)に登録したこと。

興味のある職種などを入力する。そしたらメールがざくざく来るようになった。

 

正直うっとおしい。

 

興味のある企業を10社ほどブックマークした。すると「就活生の平均エントリー数は80社!」とでかでかと出てくる。で、トップにメーターみたいなものが出てきて、「あなたはあと70件!」とか出てきたのだ。

 

馬鹿馬鹿しい!

 

80個の企業に興味を持つなんて嘘つき甚だしい。

逆に企業にとって失礼ではないのか。クラスでお付き合いしたいな、って思ってる子が4、5人いるくらいならまだ可愛いものだが、80人くらい気になってる人がいたらそれはもう人間じゃねえよ。誰でもいいんじゃんそんなの。僕だったらそんな思想の持ち主とは付き合いたくない。

 

もう少し論理的な否定をすれば、80件登録すれば80種類の情報とメールを管理しなくちゃならない。その中で特に興味のある企業からもメールを見逃したりしたら本末転倒だ。本当に行きたい、興味のある企業にエントリーするなんて当たり前のことだろ。

 

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もう一個付け加えるならこういう就活情報サイトは就活生がクリックした回数、エントリーした数によってギャラを各企業から受け取るシステムになっている。だから誤解を恐れず言うならこういうサイトは「とにかく一杯エントリーしてくれ」としか考えてないのだ。

 

そういう金の事情に俺たちを巻き込むんじゃねえよ!

 

今となっては笑い話だが僕は親から「10社エントリーだなんてそれで大丈夫なの?」「それ全部落ちたらどうするつもりなんだ?」と結構言われて、最終的に頭にきて捨てアドレスで1000社エントリーした。親は何も言わなくなった。

 

 

さて結局のところ僕は就活情報サイトを利用しなかった。

情報が氾濫していて純粋に企業のことを知ることが出来なくなってしまうからだ。僕が1日に書ける履歴書、行ける説明会、捌けるメールの量には限界がある。就活情報サイトにこだわってしまうと簡単にその限界がやってくる。

 

それで大学の就活支援に通うことにした。大抵の大学にはあると思うんだけど、就活支援センターの入り口付近にはA4の企業情報がたくさん張り出されていて、そこに手取り給与とか交通費とか試験方法とか業務内容とか説明会日とかずらっと並んでいる。

僕はその企業情報の今年分の紙を全部読んで、その中から興味のあるものを5、6枚コピーして持ち帰った。

 

大学にこういう企業情報を貼るというのは企業にとって多少手間だと思う。企業が手間をかけて「ここの大学生なら」と思って送ってくれているのだと思うと何となく好感が持てるし、逆に就活情報サイトに登録だけする企業っていうのは餌だけばら撒いて面接に来た優秀そうなの以外を切り捨てればいいやっていう意思を感じてしまう。

 

(要するに就活情報サイトが嫌いなんだな僕は)

 

 

それから説明会を受けて面接を受けて内定を得るんだけどそれはまた別のはなし。

 

 

 

 

 

以前書いた記事も少しは役に立つと思うので良かったらどうぞ。

 

 


就活生の三種の神器とは - 襟を立てた少年

 

このくらいは割と当たり前の内容だけど一応まとめということで。

 


就活生に捧ぐ「大学時代で学んだことは何ですか?」の答え - 襟を立てた少年

 

面接対策の記事だけど、タイトル通りの質問がこない場合でも、とにかくこの記事を通して伝えたかったのは「相手の気持ちになって発言しろ」ってこと。

 


就活生に捧ぐ。僕が面接で気をつけたこと - 襟を立てた少年

 

「こいつこんなことしたのかよw」って言いながら読んでほしい。面接への装備とか。