15日目:メトロポリタン
セントラルパークで迷子になると大変なことになる。ようやく抜けたと思いきやさっきと同じところにいる。光景がどこも似てるのと、目印になるものがないのと、広すぎるのが原因だ。たまたまホテルの鍵のキーホルダーが方位磁針になっていたので地図を見ながら脱出。
セントラルパークに突如出現するスケートリンク
池が凍って立ち尽くす鴨。
昨日隣の部屋の日本人夫婦の方に「美大だったらメトロポリタンは絶対行かなきゃ!」と諭され、結果ブルックリンを断念してメトロポリタン美術館へ。
地元ではメトと呼ばれています。
もうほんとにでかいんだ。昔からどんどん増設を繰り返している。何てったって後ろがセントラルパークだからさ、増設し放題なんだよね。
全部まわるには2、3日かかると言われている。
チケットは有料。好きな料金を払う。1ドルとか2ドルでいいらしいが、一応料金表には12ドルが目安よって書いてあったんで5ドル払っといた。
こういうシールを胸に貼っとくと自由に出入りできる。色が毎日変わるんだっけかな?
とにかく広いの!ほんとに広い。
中も複雑になってて、みんな地図とにらめっこしながらまわってた。アジアウイングに日本ゾーンがあった。
こういうパブリックアートもあった。名和さんのシンセンスだよ。本物は初めて見た。鹿の剥製がビー玉に覆われている。鹿と認識できるけれど見えているのはビー玉。虚像の粒が実像をアフォードしてる……みたいな作品だった確か。
イタリアの彫刻作品が非常に多かった。
多分2割くらいしか見れてないんじゃないかと思うんだけど既に3時間くらい経過していてバテる。美術館ってエネルギー使うよね。
メトロポリタン前。昼時は屋台が立ち並ぶ。
チーズバーガーをいただく。
そうそう、今日はお土産を買う日だったのだ。買うもののイメージが決まってるのもあったし、全く決めてないのもあったのでそういう人お誂えの場所を探さなくちゃいけないんだけど、昨日のリサーチでどうやらロックフェラーセンター周辺は買い物にいいらしいということがわかっていた。
徒歩でロックフェラーセンターへ向かう。
謎のテンションのユニクロ。
大聖堂
到着。ロックフェラーセンターの足元はなんとまたスケートリンクになっていた。
こちらがロックフェラーセンター。
高級感がすごい。
女性向けの……こういうの何て言えばいいんだろうなぁ。わかりやすくいうとフランフランLV100って感じのとこ。服も沢山扱っている。
他にも色んな店に入った。ニューヨークって交通系の人は態度最悪だけどちゃんとした店はフレンドリーで交換が持てる。
メトロポリタンミュージアムSHOP。
お土産が増えていく。実は食べ物、チケット、ホテル以外の買い物は今回が初めてだった。荷物になるからね。
相手のこと考えながらお土産選ぶのってなんかいいよね。愛がある。
お土産もらったときとか、相手があれこれ考えてる姿思い浮かべたりするんだよね。
なんかね。いいよね。
それをぶらぶら持ちながらホテルに帰った。時間は既に19時。美術館におみやげにかなり時間かかったな。楽しかったからかな。
ホテルについてまただれる。
でもまだだめだ。晩ごはんが済んでいない。
外へ出る。最後のニューヨークの夜だ。
右も左もタイ料理店じゃん。
よし、タイ料理店にしよう!
お店の雰囲気がなんだかよい感じ。
タイ人の店員さんが親切にメニューを詳しく説明してくれる。辛いのは強い?何が食べたい?ビーフは大丈夫?
ビール一瓶きました!のむぞー
タイライスも到着。最後の晩餐。
パイナップルとビーフがたまらなくおいしい。旅行が終わっちゃうんだなーとようやく実感が沸いてくる。旅の中の45食目を平らげた。
久しぶりに酒が入って帰宅。22時。
時差の関係で徹夜で朝まで起きているのが望ましいけど、徹夜の頭でメトロを乗り継いで空港に行くことを考えるときつい。かなり余裕を持って出発しよう。
いよいよ帰るんだなあ。
ひとつずつお土産や生活用品をバックパックに詰めていった。お客さんが帰った夕方、ピエロたちがサーカステントを黙々と片付けるみたいに。