展示会をやるにあたり思う所3つ
知ってる人に来て欲しい
やっぱり知ってる人が来てくれたらすごく嬉しい。作品づくりって自己表現だから「自分はこんなこと考えてるよーこんなこと伝えたいんだよー」って叫んでるようなものなんだ。それを友人知人がわざわざ会場まで足を運んでくれて見に来てくれたらそりゃ嬉しいに決まっているのだ。
知らない人にも来て欲しい
自分と会ったこともない人に自分の作品を見てもらいたい。そしてできるなら、それをどう感じたのか、またどの作品が好きだったかを直に聞きたい。
美大で写真の授業をやっていたときは「展示するときは出来るだけ作品の側にいて、作品の説明をしたり感想を聞いたりっていうことを積極的にしろ。来場者と触れ合って評価を受け止めろ」ということを良く言われた。
僕はやっぱり作る側で作る以上は見る人の気持ちは想像しかできないから、ぜひ来場者の声を聞いてみたい。意外と自信作が見向きもされなくて思いもよらぬものが高評価だったりするんだよな。
作品づくりをやめたくない
美大では作品をつくることが日常で、それを発表することで単位を得ていたりもしていた。作品づくりがライフワークであり、日常だったと言える。
美大を卒業した今となっては、作品づくりは"やらなくてもいいこと"になってしまった。やるのであれば誰かに尻を叩かれるのではなく自分で始めなければならない。
そういう手間があってもやっぱり作品づくりはやめることができなかったし、つくった以上は誰かに見てもらいたい。自分で作品をつくって一人で眺めて自己満足...というので終わらせたくない。
たとえ作品が批判されることになったとしてもやっぱり"人に見てもらう"というところから逃げたくないと思う。個人的な展示会は当然キャリアになるわけでもお金になるわけでもないけれど、"やらないわけにはいかない"根源的な表現者の自意識みたいなのが僕にも少しは残っていたみたいだ。
どなたでも歓迎します。お楽しみに。