何を勉強すべきか、大人はそれを自分で見つけるしかない
こんなエントリーを発見しました。
「甘えを捨て勉学せよ」
僕は今社会人3年目だけど、今ひょっとして人生で一番勉強してるんじゃないのってくらい勉強している。退勤してうちに帰ってだいたい4時間くらいは勉強してて、加えて通勤時間(自転車で往復50分)も勉強に充てているので1日5時間勉強してることになる。残業すると学習時間が減る。だから早く帰りたい。早く帰って勉強したい。そんな日々。ちなみに当方美大卒のデザイナーで、デッサンで大学に入ったので受験勉強みたいなものとはあまり関わらずにこの年(24)になった。それで、「人生で一番勉強してる」と大きく出てみました。
なんでそんなに勉強してるのかって、今年の元旦にひいたおみくじは小吉で、勉学の欄に「甘えを捨て勉学せよ」と書いてあった。なんかまあまあショックだった。そんなささいなことだけど僕は今年1年を「勉強する年」と決めて、とにかく勉強することにした。
何を勉強するか
学生じゃないから何を勉強するのかは自分で決めていい。そんな当たり前のことに僕は強烈に興奮していた。動物について勉強してもいいし、宇宙について勉強してもいいし、幕末について勉強してもいい。僕が学びたいことはなんだろう。足りてないこと、将来学ぶべきことってなんだろう。そう考えながら自分の学習要項を詰めた。今年の1月のことだ。ちなみに勉強に対するモチベーションは池上彰と佐藤優の「最強の読み方」で上げた。この本はすごくおすすめで、kindleで購入したけど書籍も買い足そうと思っている。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/12/16
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そんなんで、今回は社会人が4時間いったい何を勉強してるのかについてテーマ別にご紹介します。
歴史
学生時代避けていた教科の中でも一番教養ににじみ出るのが歴史だと思う。だいたい日本人なのに日本の歴史がわからないってどうなのよ。どうなのよって自分に言い続けてきた。それでようやく一から勉強することにした。ほんとに歴史がわからないのはコンプレックスだった。僕は戊辰戦争がなぜ起きたのかを知らないし、南北朝時代がいつなのかも知らないし、日本という国名がいつ出来たのかも知らなかった。
世界史でいえばなぜドイツが分断されたのかもわからなかったし、アパルトヘイトが何なのかも知らなかったし、なぜパレスチナで紛争ばかり起きているのかもわからなかった。わからなくても平気な顔で自分が一人前の社会人みたいな顔してるのが恥ずかしくて仕方がなかった。とにかく、それで僕は歴史を勉強しよう!と思った。
上記の「最強の読み方」つながりで「いっきに学び直す日本史」を読んでいる。要するに内容は教科書なんだけど普通に読書していても「へえ」と思うことが多くて面白い。全編は読み終わったので今月から後編に入ります。
新聞
去年の12月から新聞を読んでいる。24歳の何パーセントが新聞を購読しているのかわ知らないが、少なくとも僕の身の回りでは新聞を購読している同級生は一人もいないので謎の優越感に浸りながら新聞を毎日読んでいる。(そしてこの優越感は何の役にも立たない)初めは東京新聞を読んでいたんだけどリベラルな感じが鼻につくっていうか、毎回新聞の一面にある「平和の祈り」?だっけ?平和の詩みたいなやつが何となく気に入らなかったのと、当時オスプレイ大破でずいぶんうるさくて「いい加減にしろ」って思ってやめちゃった。産経新聞と朝日新聞は取りたくなかったので消去法で読売新聞になった。何だかんだ一番読まれてる新聞だしね。
あとはウォールストリートジャーナルを契約したので毎朝会社に着いたらWSJ電子版とグーグルニュースをざっと見るようにしている。
ビジネス本
ビジネス本ばかり読んでいると馬鹿になる、と誰かが言ったが言い得て妙だと思う。だいたい僕みたいな中小企業に勤めているサラリーマンが、グーグルの仕事の進め方について本を読んだとして一体何パーセントが役に立つんだろう?実際今「世界一速く結果を出す人は、なぜメールを使わないのか」を読んでるけど「神速仕事術57」が身についたかって言われたら全然身につかなかった。
役に立ったかと言われれば役に立った部分もあったけどコストに対するパフォーマンスは低いと感じた。
世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法
- 作者: ピョートル・フェリークス・グジバチ
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逆に役に立った本もあった。「仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方」は人間が普段起こり得るミスを4種類に分類して原因と対策を講じてくれているのでかなりためになった。ミスをしたときに「あーこれは○○タイプのミスだな。ということは原因はこういうところにあるから、次からこれはこの方法で対処しよう」というような考え方ができるようになった。感謝感激。
新書
新書と言うか、教養としての読書。個人的にこれが一番好きな読書の時間。
最近は斎藤孝の本が面白くて、面白いんだけどこの人はどの本でも書いていることがちょこちょこダブっていうので読むうちに「お前これこないだも言ってただろこのページ分の金返せよ」って気にならないでもないけどそれでも単純に勉強する意思を増幅させるのに有効なので熱心に読んでいる。
何度も読み直してるのは「読書の全技術」だけど、これは読書の方法だけにとどまらず勉強のことについて広く書いてあるので読むたびに新しい発見があって学習の原動力になる。僕は今年に入ってから読んでいる本は三色ボールペンで書き込みながら読む方法を取っているんだけど、だから感心した本とか面白かった本は書き込みがすごくて、大して心に残らなかった本はほとんど筆跡がなかったりする。この本は書き込みが多くて、しかも読むたびにいろんなことを新しく書き込むものだから結構カオスな感じになっている。
最近読んでて面白かったのは「宇宙飛行士選抜試験」
次読みたいのは「はじめてのGTD」と「インターネットの次にくるもの」
- 作者: デビッド・アレン,田口元
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語学
語学は英語とイタリア語をやっている。英語は将来の為、イタリア語は今度うちのシェアハウスにイタリア人が来るから。あと今一緒に仕事をしている営業がイタリア人だから。両方キクタンを購入して、CDをiPodに入れて通勤で聴いている。
行き25分英語、帰り25分イタリア語。家から自転車で通勤しているのでめっちゃシャドウイングしている。耳に流れてきた単語を口ずさむ。ぼそぼそ口に出すなんてもんじゃなくて結構振りむかれるレベルではっきりと発音してる。どうせ時速25kmで移動してるから恥ずかしくなんてないし、むしろ声出してる分交通事故にならないんじゃん?って思いながらやってる。ちなみに片耳イヤホンなのでもう片方はあけてあります。
CD付 改訂版 キクタン【Entry】2000 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
- 作者: アルク
- 出版社/メーカー: アルク
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あと英単語ターゲット1900を一日100個ずつ進めている。一個ずつ集中して覚える感じでは全くなくて、ひたすら目で追って発音して次!って感じ。一つにつき長くても20秒くらいしかかけていない。とにかく何周もすることを心がけてやっている。
あとはアプリで勉強している。鉄板は「ライブ会話」とか「リアル英会話」といった湯有料アプリだけど、やっぱ有料アプリってすごいわ...。。とにかくコンテンツが充実してるのと、生の外国人先生がどんどん発音してくれるのを毎日聴けるなんていい時代に生まれたもんだわ。無料アプリだと「mikan」とあと名前忘れたけど6分間ひとつのテーマに沿って英語をひたすら聞けるアプリとか使っている。一時期「TED」にコミットしていた時代もあったけど結局あれってスピーチであって会話のキャッチボールではないので今はお休みしている。
こんなものかな..?あとは小説を読んでいて、今読んでるのは「恋愛の解体と北区の滅亡」と「すべてがFになる」。歴史小説も読みたくて、一応kindleで吉川英治の「黒田如水」を買ったんだけど全然読めてないや。「氷菓」シリーズも新しいの出たし、あとは「蜂蜜と遠雷」とか「きみの膵臓を食べたい」も気になるのでとにかく読書スピードを上げないとどうにもならないですよね...。精進します。
小説を読む意義としては想像力をはぐくむとかっていうよりは言葉による表現を広げるために読んでいるイメージ。前田司郎とか言葉選びすごい面白い。「潰しがきくから」という日本語はごく最近になって使うようになったけどこれは小説のおかげ。
最近新聞にエッセイを乗っけてそれが採用されて嬉しかったんだけど、このブログも含めて僕の文章力は小説によって担保されていると言っても過言ではない。
小説を読むのをやめてしまうと書く能力・表現する能力が停滞してしまう(新聞は伝える文章は育つけど豊かな表現方法は必ずしも向上しない)ので注意している。
ひとまず全体を紹介するとこんな具合で勉強しています。見てのとおり読書を軸に学習を進めているんだけど語学については「聴いて」「喋って」をかなり意識して、読書による学習に終わらないように気を付けている。紹介し忘れたけど文法は「Forest」を参考にしています。
毎日何を勉強するかっていうのはiPodのメモに登録してあるのでこれをいつも見て学習に偏りが起きないように気を付けている。
以上、だいたいこんな感じでした!
ねむいので今日はここまで。よんでくれてありがとう。