「歩きスマホはおやめください」なんてアナウンスもうやめたら?
「歩きスマホはおやめください」
もうあれだ、駅の構内でスマホ歩きは大変危険ですのでお止めください」っていう
駅員さんのアナウンス、もう辞めたほうがいいかもしれないね。
あれをきいて「そうだよな、スマホ歩きは危ないもんな!」って思いなおしてスマホ歩き辞める人なんていないって。
駅員さんだって暇じゃないんだから、そのを別の有用なことに使ったほうがいいと思う。
っていうかさ、スマホ歩きがあって、それを根絶したいから「おやめください」っていうアナウンスを流すっていう所までが極めて日本的っていうか。まぁ海外だったらそもそもそんなの個人の自由だから放っておくんだけどさ。
観光名所とか行っても注意とか禁止の看板ありすぎ。あれがどれだけ景観を破壊してるか。注意書きがあろうがなかろうがやる人はやるし、やらない人はやらない。モラルの問題ってそうじゃんって思う。
ちょっと変わり種だと、コンビニのトイレであるけど「いつも清潔にお使いいただきありがとうございます」なんて、まだ趣味が良いと思う。
もっとこう、そんなに歩きスマホして欲しくないならさ、っていうか、僕は歩きスマホしてる連中なんて放っておけよって思うけど、そんなに根絶したいならもっと工夫してやめさせりゃいいのにな、なんてぼんやり思っちゃった。
なぜ歩きスマホをするのか
そもそもなんで歩きスマホするんやって話だけど。
歩きスマホで大怪我したことある人は歩きスマホしないと思うの。
だから歩きスマホしてる人ってそれで怪我したことあんまりないんじゃないかな。まあしないよね。まぁ最悪人とぶつかっちゃったりしても「すみません」程度だろう。
歩きスマホしてる人にとって移動って無駄なんだよね。無駄そのもの。
歩きスマホせずに、きちんと前を向いて歩いたら時間がもったいないって感じるんじゃないかな。飛行機の機内で本も読まず映画も観ずに姿勢よく座ってたら暇でしょうがないよね。そんな感覚。
あるいは、仕事の移動中に電車とかバスとか使わずにタクシー使えばタクシーの中で仕事できるよね。そういう感覚で、とにかく移動時間を無駄にしたくないから歩きスマホをして時間を有効活用してるんじゃないかなって想像してる。
例えば、これが見ず知らずの駅の乗り換えだったら歩きスマホでロケットニュースなんて見てる場合じゃないと思うの。マンハッタンの電車の乗り換えとかそこそこエグいからね。アナウンス1回しか流れないし、声小さくて聞き取りづらいし、ホームで大声でスカイプしてる人いるし。きちんとスマホから目を放してまわりを見て歩くはず。
あるいは。ここがウユニ湖だったら歩きスマホしないよね。当り前か(笑)
スマホ見てるなんてそれこそ勿体ないし。まあスマホで写真撮りまくるとしたらそれが歩きスマホなんだろうが、きちんと景色を見ておこうと思ってスマホから顔を上げる時間だって長いはずだ。
もっと解決策はないか?
だからさ、人間、必要があれば歩きスマホはしないよ。
歩きスマホしてもなんとかなるから、今までなんとかなってきたから誰も彼も歩きスマホしているわけで。だからどうしても歩きスマホを根絶したかったら、あくまで例えばだけど、
・歩きスマホできない予断を許さない状況をつくる
か
・歩きスマホどころじゃない絶景を用意する
のどっちかとか?
馬鹿馬鹿しいけど一つの解決策だからね。現状歩きスマホが全くなくなっていないどころか増えているところを見れば、現状のアナウンスのほうがよっぽど馬鹿馬鹿しいのではないか?
前者のやり方だと、例えばだけどホームのタイルをトリックアートみたいに起伏があるような見た目するとか?あるいは床に細かな起伏を設けてきちんと足元をみていないと転んじゃうようにするとか。そこまでしなくてもポールのような障害物をホームに増やして、ホーム内を直進して進めないように再設計するとか。
社会的弱者をまるで無視したボツ意見だけどね。
後者のやり方だと駅のホームに最近のニュースみたいなのがバンバンうつるモニターを用意して暇を潰せるようにしたりとか、駅の内装を流行りのアニメや漫画のキャラクターで埋め尽くすとか。
ここまで派手なことをしなくても、歩きスマホしている人を罰金にするとか、まあそれは乱暴だけど、とにかく注意してあとはおしまいみたいなの本当に無駄だからやめようぜって思う。時間がもったいないから。
おしまい