元陸上部の美大生が駅伝に感化されて走っちゃった結果
こんな僕でも陸上部員だった時代がありました。
僕は幼稚園年少さんから中学2年生までずっと身長が低くて、
基本的に背の順は一番前でした。小さくて弱いし、かけっこも遅くて
本を読んだりしてぬくぬく生きてきたのだ。中学までは。
高校に入ってから「何か変えたいぜコンチクショー!」って思って、
陸上部に入った。理由は「足速くなりたかったから」。専門は中距離でした。
もうとにかく走るの苦手だった。50m走とか9秒とかだったもん。
それでも陸上部の長距離に入って、来る日も来る日も、
台風の日も猛暑の日も雪が降る日も走って、吐きながら泣きながら走って、少なくとも週に100kmは走っていたはずだ。まわりは皆陸上経験者とかサッカー部出身で、おれみたいなモヤシ坊やみたいなのはどこにもいなかったんだ。
もちろん僕の物語は現実だから、ここからチームを勝利に導くわけでもないし、今でも最高の仲間達だぜ!ってわけでもない。残念ながら。
それでも走ることは大好きになったし、3kmのタイムも10分台までになった。
皇居外苑マラソンのタイムも持っている。このタイムを出したのは大学入ってからだけどね。だからあの学校のトラックにも、先生、先輩、仲間達にも心から感謝している。
おかげさまで走るのは今でも好きだ。でも僕は美大にはいってからめっきり走らなくなった。思い出すようにたまに走るくらいだ。
バドミントン部で3年間やってきたけど、それも辞めてしまったし、とにかく動かない。
僕にとって運動せずに動かないことは それすなわち 痩せることを意味する。
運動しないと肉体が「ああ、じゃあここの筋肉もいらないッスね?捨てときますよ?」てな感じでどんどん肉がそげ落ちていってしまうのだ。
牛丼くおうがポテチをくおうが「いやでもご主人、運動しないじゃないッスかw」てな具合で脂肪も筋肉もつきやしない。
動かないということは身体が働かないということだ。
身体が働かないと体内に毒素がたまりやすくなるし、精神にも影響が出てくる。
目に見えないストレスも溜まる。
それでアンタ、駅伝観ちゃった日にはさ、走りたくなるわけさ。
走るのは好きだ。去年アメリカで生活していた時もかかさず1日10km走っていた。
シアトルの大地をイヤホンとサングラスをかけて走るのはほんっっとうに気持ちいい。
真夏の朝でさ。ステイ先のパパのコーヒーをちょっと飲んでから外に飛び出して。
どこまでも道が続いてるの。下なんか全部舗装されても土で、右も左も麦と牛しかいなくてさ。最高だったよ。音楽はエルレの「insane」を聴いてた。
でも1月日本でランニングなんて最悪だよ。
寒いし、湿度の低さが裏目に出て喉がやられる。
それでも走りたいっていう気持ちが優先しちゃったんだなぁ。
上のはiPodに繋いでランニングデータを測定できるコネクタ。
今走っている距離を音声で教えてくれたりして、すごく便利だよ。
走るときに聴く音楽のプレイリストをつくるのもなかなか楽しいよ。
「この曲のあとにこれがきて...」って自分だけのアルバムをつくる気分になったりとか、「後半はキツいから、ここで盛り上げる曲を入れて...」ってな具合に自分を励ます構成にしたりとか。まぁ走ってるときはそんなに耳傾けてないんだけどね(笑)
走るのは本当に気持ちいい。寒いのなんて最初の3分だけだ。すぐに身体はあったまってくる。でもやっぱり運動してないとすぐ息があがってしまって駄目。
走ってる最中は「UVERworld Mr.children スキマスイッチ ELLEGARDEN SPYAIR」とか聴いてた。
3kmめあたりからきつかったな。まず腹筋と背筋が痛くて、あと肺が苦しかった。
肺活量だけは走り続けてないと鍛えようがないもんな。走るフォームはまだ良かったと思う。もちろん現役の人から見たらガタガタなんだろう。
結果として5km走りました!
恰好つけずに申し上げます。疲れた!もう限界!
でも1kmあたり5分08秒ペースだからすごいいい感じ。
なんか、この勢いでもっと走っちゃおうかな。距離を伸ばしたりしてさ。
ただこういうのって目標がないとなかなか続かないよね。
「〇〇kg痩せる!」とかならわかりやすいんだけど、おれ痩せてるし。
これだけ寒い時期だから、皆さんに走ろうよ!って言いづらいのが凄いもどかしい。
走る楽しさとか、走るためのアイテムもいつか紹介したいな。
ちょっとそのあたり検討しつつ、また後日この話をしたいと思います。
バーイ