入試前日に落ち着き払ってる方がどうかしてる
入試のシーズンが本格的にやってきた。
これまで何年も積み重ねてきた勉強の成果が合計数時間の試験で決定づけられてしまうのだ。
ただ勘違いしてほしくないのは、「ずっと積み重ねてきたことが一瞬で決まる」ということはこの先何度でもあるということだ。
例えば教習所なら何ヶ月もの訓練の成果をたかだか15分のドライブで証明しなければならないし、会社ではずっと温めてきたプランが数分のプレゼンによって左右される。
エンツォフェラーリは日本人のデザイナーによって生み出された名車だけれど、このデザインは長い年月をかけてつくったプランをフェラーリの社長に見せた際に「全然駄目ー」と一蹴されて帰られそうになったときに
「ちょっとwwまっまっまってww描くからww」といって15分でバッと描いたものを帰りのヘリに片足乗せてた社長に見せて採用されたのが始まりだ。
もちろん最初から15分でポンと描けばよかったのではなくて、これまでの膨大な蓄積がなければそのスケッチは出来上がらなかっただろう。
結局の所全力を発揮しなければならない時こそいつも通りの態度で臨むべきだ。変に気張れば余計な力が入っていつも通りの力さえ発揮出来なくなってしまう。