言葉を柔らかくしておくこと
ちょっとしたひと言が人を傷つけたり、
何気ないひと言で人と軋轢を生んだりする。
聖書にもあるように口に入るものは人を毒さないが、口から出るものは人を毒するのだ。それで人と人が決別したり、軽蔑されたり、物事が上手く行かなくなった例をうんざりするほど見てきたので、僕はとりあえず親しくない人に関しては言葉をなるべく柔らかくするようにしている。
でもこのように気を使っていることからわかるように僕は生来相当口が悪いのである。
「頭おかしいんじゃないか」「馬鹿じゃないの」「わけのわからない顔面しやがって」とどれも冗談ではあるが、ちょっとでも親しくない要素を持つ人が僕からこんな言葉をぶつけられたら気を悪くすることだろう。
そういうわけで僕は親しい人には積極的に悪い口をきいて、
親しくない人にはそれを極力控えるのである。