【レビュー】サカナクションのアナログ盤(LP レコード盤)を買った!
23歳、レコードを買う!ということで
昨日の記事で祖父母宅からレコードプレーヤーを手にした僕は
父から借りたスライのLPでは飽き足らず、レコード屋に足を運ぶことに決めた。
店内は広かった。レコードコーナーは昔からいるであろうレコード親父たちの中にレコード大学生みたいなのが入り混じってて、すごく不思議な空間だった。
入り口入ったところから見てほら!サカナクションの1st~3rdアルバムのLP盤!
とんでもない時代がきたもんだ。2015年のJ-POPアーティストがアナログ盤出してるんだぜ?きゃりーぱみゅぱみゅのレコードを大学生が普通に買ってるんだ!
上の画像だと判りにくいけどジャケットがすごく大きい。レコードが入ってるから当たり前だけどね。これは確かにファンからすれば買ったときの喜びはCDの比じゃないだろうなと思う。ジャケットもCDのときに気づかなかった細部が見えたりするし、レコードでしかない装飾が中に詰まってるわけでしょう?それでいて中の円盤にはCDよりずっと生に近い本物の音が入ってるわけだからさ。欲しくなる気持ちもわかるよ。
アジカンもアナログ盤を出していたなんて。
中村佑介さんのイラストが大きくて、これはファンにはたまらないだろうなぁと思いつつ今すぐにでも欲しい自分の気配に気づいてしまうのであった..。これ飾ったりしたらいいだろうなぁ....!!!!!
ほらこれとか!ももクロのアナログ盤だよ!なぜか1万4000円するけど。
レコードの流行ってどうしてやってきたんだろう。
iTunesとかのサービスで音楽っていうものが段々形じゃなくなってきたリバウンドみたいなものなんじゃないかと僕は思っている。何でも情報情報でスマホの画面に入ってしまうこの時代の中で、
本当に好きなもの、凝っているものはきちんとお金を払ってこの手で持っておきたい。ながめたり、触ったりしたい。本物を持ちたい。そういう潜在的な欲望が小さな爆発を起こしてるのではないか?そんなことを思う。
そういう意味では「CD買えばいいじゃん」って話なんだけど、レコードを一度持ってみればわかる。この「物質感」、CDの比じゃない。
買っちゃった〜てへぺろ!
わざわざビニールじゃなくて紙で包装頼んじゃった。にわかは開き直ったもん勝ちだ。
手と比較してほしいけど大きくて重たいんだ。
ほい、それで買ったのがこちらなんです。サカナクション3rdアルバム「シンシロ」。
1st,2ndと北海道で作ったアルバムのはずだけど、3rdは初めて東京にきて作ったアルバム(のはず)。僕はこれのAme(B)とセントレイを聴いて衝撃を受けたんだ。「こんな新しくてかっこいい音楽があったのか......ッッ!!」
これは初めてSLYのIf you want me to stayを聴いたときの衝撃に匹敵する。
まぁそれはいいや。
CDジャケットと全く同じデザイン。
大きい大きいと騒いでいるけれど具体的にはこうです!
本体そのものがCDでいうブックレットになっている。軽いファンブックみたいな構成になっている。つくりも丁寧で豪華だ。
黒い円盤。これは1970年には当たり前だったんだなぁ...信じられない。
ビビりながら(両手の平で円盤を挟みながら)プレーヤーに乗せて針を落とす。このプレーヤー自体にアンプ・コンポが内蔵されてるんだけど音が酷すぎる。
後ろにアンプ用の赤と白の端子があったので別アンプに接続
でもコンポがないのでこちらからヘッドフォンをつなぐ。
こんな環境でLPを楽しんでいる。コンポも欲しいけどいい加減置く場所ないのと、結局コンポもこだわりだすと本当に莫大な金がかかりそうなので今のところコンポを用意する算段はない。というかコンポ買う余裕があったらレコードプレーヤーを買い換える。
音の良し悪しは実はよくわからないんだ。だから「音が〜」とか「デジタルに比べて空気感が〜」みたいな話はできないんだけど、でも楽しいよ。ジャケットからレコードを出すのも、でっかいブックレット捲るのも、慣れない手つきで円盤に針を落とすのもね。
おしまい〜