固定ローラー15分で降りた話
わかる人は「わっはっはそうだろう辛いだろ」と言われるだろう。
何のこっちゃと思われるだろうが、ロードバイクの話です。夜とか雨の日は外で練習できないから、そういう人のために固定ローラーがある。
ようするに自転車に装着するとそこから一切進まないがぐるぐるペダルをまわせるトレーニングマシンになるというシロモノだ。
これが辛いのなんのって。
自転車の本来持つ
風を感じるヨロコビ
仲間やライバルと競い分ち合うタノシミ
景色が変わっていくワクワク
遠くまで行けるドキドキ
をすべて剥ぎ取ってしまったようなものだ。残るものといえば汗。そう、走っていれば風で乾くが、進んでいないのでとんでもない汗がだらだら出てくるのだ。
15分走った。
走った?まわした、だな。
でサンドウィッチマンの漫才見ながらね。あの新聞勧誘のやつ。面白いよね。
後輪が「ワアアアア」という音を上げる。ローラーとの摩擦音だ。しかもその摩擦でゴムを熱した匂いが部屋中に充満。
ギアを上げ下げしながらケイデンス80で時速30キロっぽいところを見繕ってあとはひたすら回した。そしたら全然持たなかった。タイヤ減ってた。摩擦で溶けてんだな。
まあ今日はこの辺で勘弁しといてやるか!