鈴木ユートピア

31歳、写真、キャンプ、バイク、旅

ミリオンライブという驚異的なコンテンツ

今週のお題「私のアイドル」

 

アイドルなんか興味なかった

 

「アイドルってすげえ」というより、「アイドル好きな人」ってすげえなって昔から思っていた。家族でも友人でも恋人でもない他人にあれだけの情熱を注いで、夢中になって、それを仲間内で語り合って、楽しそうだと思った。

 

つまりは「アイドルにハマること」に対して憧れがあったのだと思う。

ところがなかなかそのきっかけがやってこない。AKB48とか、あんまり大勢の女の子が揃ってダンスしているとちょっと怖いし、「大量消費される女性性」みたいなのを想起させられて上手く楽しめないんだよな..。あとは歌がどうしても「アイドルの歌ってなんかポジティブな言葉を並べ立ててるだけなんでしょ」という先入観がすごくて楽しめない。「おれアイドルファン向いてないな」と思った。

 

向いてないなと思いながら、悔しかったんだよね。

なんか僕にはそういうところがある。

 

「未知の領域のコンテンツが、自分の無知ゆえに面白さがちっともわからないと悔しい」という感覚。

 

 

そんなある日のこと、新宿駅の地下でとある広告を見つける。

 

 

アイマスの世界

 

 

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THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!である!

この時点でこの「アイドルマスター」が何なのかは全然わからなかったのだけれど、この劇場版を見たら「アイドルとは何ぞや」っていうのがわかるかもしれないと思い、アニメ版「アイドルマスター」を一気見した。

 

 

 

この「アイドルマスター」というアニメがよくできていて、主人公であるプロデューサーの視点になってアイドル事務所を盛り上げていくお話なんだよね。

 

最初は弱小事務所で小さい仕事しか来ないんだけど、一人ひとりが成長していく中で仕事の規模も大きくなって、コンサートをやることになる!みたいな流れ。

 

 

 

この「アイドルマスター」の登場人物は13人いて、アニメでは毎回違うキャラクターに焦点を当てて物語が進行するのでキャラに愛着が湧きやすい。

 

まあもちろんみんな美少女なわけだけど

、ただキャピキャピしてるだけじゃなくて、それぞれアイドルに対して迷いがあったり、家庭の事情があったり、うまくいかないことがあったりして....。

 

 

そんな彼女たちがお互い支えあって励ましあってトップアイドルになるんだけど、

それから劇場版を見ると絶対に「泣く」。

 

 

映画館で涙を流しながら思ったのは「アイドルファンの喜びは、自分たちがアイドルを支えているという自負なんだ」ということだった。

僕の映画館の涙の理由は「ここまで頑張ってきたんだね....。」みたいな謎の感動だった。

 

 

なんかアイドルファンの気持ちがわかった気がした。

まあこれで終われば「アイドルの世界を垣間見れて良かった」で済んだんだけど、僕はここからあと2段階の沼にハマることになる。

 

 

第二の沼「ミリシタ」

 

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アニメも見終わって、劇場版も終わって僕はまた一般人の道を歩き出していたのだけれど、去年とあるスマホアプリが公開されて僕の日常を一変させることになる。

 

それが「アイドルマスターミリオンライブシアターデイズ」通称「ミリシタ」である。

 

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世界観としては前述の「アイドルマスター」の13人がトップアイドルになった後の世界で、同事務所の妹分として頑張る女の子たちのお話。なんと37人もいる。

 

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こんなに覚えきれるわけない!ポケモンじゃないんだから!

そう思ったが興味本位でミリシタをインストールした。無料だし...。

そしたらもうこのゲームがすっごくて。

 

 

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すごく雑に説明すると音ゲー+ギャルゲーみたいな要素があって、

自分がプロデューサーになって37人のアイドルをライブと仕事で成長させていく、という展開。ガチャを回してアイドルをゲットしたりする。

 

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ゲームを進行させていったり、イベントがあるとアイドル毎のエピソードを楽しむことが出来る。こうして音ゲー(ミリオンの楽曲の反復学習)と仕事(アイドル毎のキャラクターの反復暗記)とコミュ(アイドル同士の関係性の理解)を延々と繰り返すしかも楽しみながら。それがミリシタだったのだ。

 

恐ろしい。

これって今猛威を振るっている英語学習アプリ「i know」と同じで、繰り返し繰り返し覚えながら、覚え方はバリエーションを増やすことで飽きが来ない、しかもゲーム感覚という「一番続く」学習方法を取り入れている。

 

僕はすぐにミリシタに夢中になり、どんどんアイドルの名前を憶えていった。

ちなみに一番好きなのは「徳川まつり」です。

 

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第三の沼「ミリオンライブ」

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当然、このアイドルたちはアニメ絵のキャラクターなので、現実世界には存在しないのだけれど、このキャラクターに声を当てている声優は存在するのだ。当り前だけど。

アイドル達の歌も声優が歌っているわけで。その声優たちがアイドルとしてステージで歌を歌うーそれがミリオンライブである。

 

声優がアイドルとしてステージで歌う?!

どういうこっちゃ!と僕は混乱した。

アイドルは可愛いから衣装を着てアイドルをやっているわけで、声優は声で勝負してるわけでしょ...??いきなり人前に出て歌って踊ってなんて出来るのかしら...??と不安になる。

 

しかし侮ってはいけない!

去年は武道館ライブを果たしました.....すごすぎる....。

 

 

 

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ライブ動画を見ていると有名すぎてさすがに知っている声優がいたり(写真は灼眼のシャナとかの釘宮理恵さん)

 

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声優といいつつアイドル並みに可愛かったり(雨宮天は写真集まで出している)

 

 

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あと、個人的にこれが一番「ミリオンライブ」の醍醐味だと思うんだけど、好きなキャラクターの声優がタイプだったりすると好きという気持ちが二乗されてヤバい。

 

 

こうして僕は「ミリオンライブ」のコンテンツに腰までつかり、

アニメ絵のキャラクターたちに想いを馳せたり、あるいは実物の声優が演じるステージを観て勇気を貰ったり感動したりしながら素晴らしいアイドルファン生活を楽しんでいる。アイドルファンになれて良かった。

 

 

おしまい