トライアスロンに出る計画
突然ですが決めた!トライアスロンに出ます。
出るつっても多分来年だけど。
アメリカ縦断を決めてから一ヶ月後にバックパックで出かけちゃうんだから、ひょっとしたら決めたら本当にやりかねないタイプなのかもしれない。そんなこと考えたこともなかったけど。
トライアスロンは水泳・ランニング・自転車の3種目で長距離を走る。
もちろん、勝算があるからやると決めた。
トライアスロンなんかしたことないけど。
ランニングは得意だ。
元陸上部長距離だからハーフマラソンくらいだったら今すぐでも完走できる。
自転車はこないだ友人とロードバイクに乗って、一応休憩を挟んで50kmを完走。完全に初心者だからアレだけどなんとかなると思う。
10月にツールド千葉というレースがあって、大学時代の友人とエントリーをしてしまった。平均時速30kmで100kmを疾走する過酷なレースだ。まずそれに向けて体力をつける。
一番ネックなのが水泳で、1km連続で泳いだことなんかないから一番不安だ。3歳からスイミングスクールで10年くらい泳いでいたから、泳げないわけではないんだけど、長距離といわれると完全に未知の領域だ。
とにかく結構親しい人も信じないけど、体力には自信があるほうだ。
こう考えるととにかくランニングはなんの心配もいらないので、これも練習して体力を戻して、他の種目でのロスタイムを挽回するのに使う。自転車はもう練習するしかない。水泳を一番きちんとしなくちゃならない。
☆
そう、僕は陸上部だった。確かに。アスリートの端くれだった。
小学校中学校は卓球部の幽霊部員で、教室で絵を描くのが好きだったからスポーツなんか大っ嫌いだった。かけっこなんかずーっとビリだったし、ビデオ撮ってくれてた親に申し訳ないくらい。
そんな自分を変えたくて高校は陸上部の長距離に入った。
努力で一番なんとかなると思って。走った分だけ強くなるでしょ。
毎週最低でも100km走った。夏も冬も。
台風でも走りまくってタイムが少しずつ縮まって、死ぬほど辛かったけど楽しかったな。根性もついたかもしれない。
でも、馬鹿みたいなことして退部になったんだよね。そのあと美術予備校に入って美大に入るから、まぁ結果的には良かったのかもしれないけど、勿論そういう問題じゃなくて、途中で投げだしちゃったなーって思って。
もうそれから何年も経ってアスリートでもなんでもないくせに、たまにボロボロのランニングシューズで外を走ったりする。何の目的もないのに。走るのはやっぱり好きだな。足を回した分だけ前に進むのが良い。
何か、捨てきれてないのかもしれない。うまく言えないけど。
トライアスロンを決めた理由をちゃんと説明しようとしたけどうまくいかない。
これだけ文章書いてても表現できないこともあるもんだ。アスリートとしての自分みたいな虚像が置き去りになっていて、扉を叩いているのかもしれない。あるいは、ちょっとずつ自分の清算をしているんだと思う。中途半端で終わらせたこと、例えばマラソン、とか、あれって突然終わっちまってそれっきりだったけど、結局意味あったのかなって。あると思うから自分を試してみたくなって、何より面白そうじゃん。体一つでさ。
自分を試したくてわくわくするならそれに飛び込みたい。がんばりまーす。