マンボウが死ぬとマンボウが死ぬ
面白い話をきいた。
たぶんショック死で。
それってすごい状況だと思った。だってさ、目の前のマンボウが死んだのを目の当たりにして、「うわーマンボウ死んだ!あいつ死んだわ!うわーショック!ぐええ!」って言って死ぬわけでしょ。冗談みたいな話だと思った。
ちなみにこの話には続きがあって、マンボウを見て死んだマンボウを見ると、それがストレスになってマンボウが死ぬらしい。これはさすがに笑ってしまった。
つまり上記のように、「マンボウ死んだ!やばいショック!ぐええ!」って死んだマンボウを見て、「うわー他のマンボウの死見て死んでるよアイツ!ないわーホントないわーつらいー!ぐえええ!」って言う感じなんだと思う。
マンボウの死因は色々あって、調べるうちに死ぬのがバカらしくなってくるほどだ。他にも紹介する。マンボウは基本的に直進しかできない(この時点でおかしい)んだけど、正面から向かってきたウミガメに衝突することを想像して死ぬらしい。
「やばいアイツくるくるくる!ウミガメこっちくる!ぶつかったら死ぬ!あああっ!」って死ぬのかな。豆腐メンタルなんだな。
他にも朝日が強くても死ぬし、海水が肌に滲みたショックで死ぬし、水中の泡が目に入っても死ぬし、寄生虫が身体について、それを取り除くために水面に出て身体を「バーン」ってやっても死ぬし、一気に海底に潜って「うわ!水冷た!」ってなって死ぬし、直進して岩にぶつかっても死ぬ。日向ぼっこ中に鳥につつかれてそこが化膿して死ぬ。
全然海に適応出来ていないんだけど、とりあえず卵は3億個生むからなんとかなっているらしい。名前の音も姿かたちも顔もふざけてるけど、ここまで死に方がふざけてる生き物ってなかなかないんじゃないかな。
つらくて死にたくなったらマンボウのことを思い出せば良い。
ちなみにこれを知ったのは今日の飲みの席で先輩が教えてくれたのがきっかけなんだけど、こういう生き物系雑学って何でも知識になるし、どこでもウケるから意外と有りかもしれない。馬の血液型が3兆種類あるとか、全アリを集めた体重が全人類の総重量と同じとかね。冗談みたいな話ばっかり転がっていてとても楽しかったのです。
マンボウに幸あれ