手紙を書く意味
手紙を日常的に使っているせいか、
いつのまにか"適切な便箋にペンに封筒に切手に封に"っていう謂わば手紙の醍醐味とも言える部分をパスして、「文章を書いて送る」というものに成り下がっていることに気づいた。これではあまりにもったいないし、
紙やペンにこだわらないのであればメールでいいじゃんっていう当然の理屈に傾いてしまう。
今日はちゃんとした気持ちで手紙を書く機会があったのだけれど、出先で便箋も封筒もなかったので文具屋に入ってそれらを選ぶところから始めなければならなかった。
すると相手のことを考えながら便箋と封筒を選ぶことになって、そこから手紙の作業は始まってるんだなーという原点に帰ることができた。
スーベレーンM800で自分なりに丁寧に文章を書いて、紙を綺麗に折りたたんでしっかり封をした。何回も繰り返してきた作業だけれど、なんだか久々に「わざわざ手紙を書く意味」について再考させられた時間になった。
わざわざ手紙で書くっていうのはメールと違って「言葉を物体として残す」という意味においてけっこう神聖な作業なのかもしれない。早く届くといいなー。