鈴木ユートピア

31歳、写真、キャンプ、バイク、旅

就活生に捧ぐ。説明会で人事の心を掴む好印象な質問

 

就活は毎回出たとこ勝負、一発勝負で割りに合わないという話を聞くけれど、君たち今までにしたって入試や告白や部活のサークルで何度となく一回限りの戦いに勝ったり負けたりしてきたのではないのかい、と強く思う今日この頃。

 

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4月に入って、もう本当に早い人だと内定ゲットしていたりして、親からあれこれ言われ始める時期なんじゃないでしょうか。とりあえず夏休みは遊びたいし、そもそも炎天下の中スーツで就活とかマジ勘弁だから夏までには終わらせたいぜ!って人けっこう多いのでは?かくいう僕も6月30日に内定をもらって無事夏休みを満喫しました。なんというかデッドラインを設定するって大事なのかもね。しらんけど。

 

andy0330.hatenablog.com

 

昨日書いた通り僕は就活生から企業側の人間へと転身して、今はいち社員としてリクルーティングに協力している立場です。そういう中で、とりあえず最初に学生にお会いした段階では彼・彼女の持っているスキルや経歴、展望や将来性は全くもってわからないわけですよ。じゃあ最初に学生のどこみてんの!っていうとそれはずばり

 

熱量

 

に尽きると思うんです。

熱量だとわかりにくいならそれは情熱、やる気、気合(?)、スタミナ、ポジティブさ、前向きさ、笑顔......などなどの総合点だと考えて欲しいです。

なぜ企業はまず初めに学生の熱量を見たいか

 

・熱量のある学生はすぐ辞めたりしない

・熱量のある学生は指示されなくても自分で動く

・熱量のある学生は手を抜いたりサボったりしない

・熱量のある学生は上昇志向がある

・熱量のある学生は面接をブッチして人事の時間を奪ったりしない

 

 

などなど基礎的でかつ重要なことが詰まっていると。

 

 

じゃあここで本題に入るんだけど、学生に熱量があるのかどうかを見分けるポイント。逆にいえば学生諸君はこういう質問をすれば熱量を相手に伝えることができるよ!っていう分岐点を伝授します。(伝授するというとやけに偉そうになるけど他の適切な語句が思いつかなかったから仕方がない。人間だからね。)

 

普通の学生

「入社試験にSPIはありますか?」

「御社の強みはなんですか?」

「会社のこれからの展望を教えてください」

「語学スキルは必須ですか?」

 

お客様気分が抜け切れていない印象。「先生これってテストに出ますか?」みたいなもんだな。不合格って言い渡してもそんなに落ち込まずに「まあしょうがないよね。ご縁がなかったっていうか。」とか言いながら適当に受け流すヤツ、くらいの印象を僕は受けます。

もちろんこれらの質問をしたからマイナスってことは全然ないんだけど、全然ないんだけど人事でもなんでもない僕は「あー..」って思うかもしれない。まあ僕が思ったところで合否には左右しないが。

 

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「御社ってどうですか?こうですか?」っていう質問も全然面白くない。結局うちの会社のことは外観から見える他人事に過ぎなくて、「受かってやるぞ!」という熱意がちっとも伝わらないのである。

 

...ちょっとわかりづらいと思うので熱意の感じる質問を羅列してみる。

 

熱意のある学生

「育休はありますか?」

「有給消化率はどのくらいでしょうか?」

(これは意外といい質問だと思う。逆にこの質問に対して困った顔をしたり非常識だ!みたいなことを言われたら絶対にそんな会社に入るべきではない。少なくとも正常な社会生活を送りたいのであれば、だけど。)

「先輩方はどういう大学出身の方が多いですか?」

「研修などのくらいの期間どのように行われるんですか?」

 

などなど。伝わっただろうか。入る気満々の質問。こういうのはもちろんやりすぎたら目につくけど、採用側からするとけっこうかなり気持ちいいのである。

また、恋愛でいう「付き合わない?」より先に「子供何人ほしい?」って聞くテクニックに似ていて、知らず知らずのうちに「そうなるのが当たり前」のバイアスを相手にかけることができる。まぁそんなバイアスがなかったとしても上記のような質問をする学生は印象がいい。覚えていたくなる。

いろんな会社をまわりながら「入れたらいいや」ではなく、真剣にうちに入ることを考えている(極端にいえば夢見ている)学生という印象を与えることができる。

 

これは本当におすすめなんだけど、僕も企業側に入ってその目線で見ていたから気付けたのであって、当時はこういう質問なかなかできなかったなぁ。どうしても前者のような質問をしたくなるわけで。

 

 

だからこそ後者のような熱量のある質問は珍しいし、採用側に覚えていてもらうことができるんだろうな。

 

就活生のみなさん、頑張ってください!

 

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