美大生の持ち物検査
美大生の持ち物についての記事は
面白いだろうなと思っていた。
普通の人からすれば美大生が普段何を持ち歩いているのか興味深いだろうし、
美大生からすれば、専攻ごとにどんな違いがあるのか気になるはずだ。
僕自身もともと、「持ち物」というものにすごく興味があったので
調査をしているときも楽しむことができた。
(ちなみに今回はかなりの量の写真を使用しているので、PCでの閲覧をおすすめする。)
まず参照として一般大に通っている友人の鞄の中身を見せてもらった。
彼は大学でドイツ語を専攻していて、僕が明後日ドイツ語検定の試験があるということもあり、泊まり込みで勉強を教えてもらっているのだ。
大学の教科書、個人的な語学テキスト、手帳、辞書、iPhoneの充電器など
かなり正統派の持ち物だと関心した。
上は凡例でなんてことはない僕の鞄の中身だ。
自分でみてもあまり美大生の荷物らしくないと思い、
出し惜しみせずに最初にお見せする。
ポイントとしては小物いれの水色のポーチやキンモクセイの練り香水、
ルル&ロロのクリアファイル、フランフランの通帳入れ
などなど女子っぽいといえば女子っぽいかもしれない。
今回は我が美大の工業デザイン専攻の友人3名に協力してもらい、
鞄の中身を抜き打ちで見せてもらうことにした。
①
まず一人目。かなりシンプルな部類に入ると思う。
手帳が大学のものだったり、スケッチブックが桑沢研究所のものだったりして、
そのあたりから美大生らしさを感じる。USBはイラストレーターやフォトショのデータが入っている。
②
四冊のノート+モレスキンとこだわりを感じる。
かなり美大生らしい荷物だと思う。
一番右上のやたらふくれた袋は筆箱だ。
これが美大生の筆箱だっ!!!
右下のコインは50セント硬貨で、
手のひらで格好よく弾いて飛ばす練習をしているから持ってるらしい。
下段にやたら同じペンが並んでいるが、それぞれ太さが違ったり
用途が違うのだそうだ。
ペンごとにマスキングテープを巻き付けて差別化をはかっている。
こういう工夫や美的センスが美大生らしさなのかもしれない。
③
三人目はすごかった
カオスである。スケッチブック、リップクリーム、歯ブラシ、仮面ライダーカード...。
多目的定規が2つ、消しゴムが3つなど、色々なこだわりがあるらしい。
ニッパーがそのまま入っていたり3Bのシャー芯があるのが工業デザインの学生らしく面白いなと思った。
総評:今回は工業デザイン専攻の学生の持ち物だったので、
インクペンを太さごとで複数持っていたり、多目的定規や白ペンなど
専門的な文具が目立った。
これがアニメ専攻だと漫画が沢山入っているのだろうかとか、
メディア専攻だと大量にUSBを持ち歩いているのかとか、
他の専攻のことも気になってきた。
女子の持ち物もやっていないことだし、
ぜひ機会があれば続編をやってみたいと思った!