鈴木ユートピア

31歳、写真、キャンプ、バイク、旅

アルバイトって何の役に立つの?3つの答え

 

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 アルバイトの意味・アルバイトの意義について。

高校生でアルバイト経験がなければ、多くの人が大学生でアルバイトを経験することになるだろう。逆に、アルバイト経験のないまま社会人になるのは危うい感じがする。

 

では具体的にアルバイトが将来どんな役に立つのか。拙いながら3つのポイントを出して考えてみる。

 

 

 

 

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  • 常識的な金銭感覚を身につける

(あ、そういや明日給料日だ!)

これは一番大切なことかもしれない。今までオトン・オカンにお小遣いをもらっていて金の重みなんてわからない。神奈川県の大学生アルバイトの平均最低賃金は850円くらいだろう。大学帰りの17時〜22時まで働いてそれを週3日。これで給料は5万円弱。

そのバイト先にとっての自分の価値は5万円だということになる。もっと高い給料が欲しければもっとバイト日数を増やすか、それとも違うバイト先にするか。

アルバイトをするということはお金について考えるということだ。

 

 

街に出て買い物をする。コーヒー340円。パーカー3990円。映画1500円。それが高いのか?安いのか?買う必要があるのか、ないのか。金銭感覚がなければ「なんとなく欲しいから買う」だけで生産的とはいえない。「ちょっと給料日近くて所持金なくてさー」という言葉はアルバイトをして、きちんと所持金を考えているからこそ出てくる言葉だ。

 

 

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  • 人間関係を学ぶ

 

コミュニケーション能力を身につけるといっても良いかもしれない。

アルバイトとして長く働けば働くほど「あ、この人、あの人嫌いなんだ」とか、「あの子ひょっとしてアイツが好きだからシフト被せてるのか?」とか、あれこれわかってくる。あまり気持ちのいいことばかりではないが、人が集まって働くとはそういうことだと思う。

 

そういう混沌とした中で、どう自分の立ち位置を見つけるか。誰とつるんでどうやりくりしていくのか。学校と同じに見えて、そうじゃない。本社から来た店長や、マネージャーがいる。年だって離れているだろう。高校生とバイトすることになるかもしれない。「なんっっっだコイツ!!」っていうやな奴と働かなきゃいけないかもしれない。それも経験である。

 

人間関係を全く築く必要のないバイトは少ない。だいたいはある集団に属して、その中でうまくやっていかなくちゃいけない。先輩に嫌われたら居心地が悪くなるし、社員に嫌われればシフトを減らされるかもしれない。

 

そういう理不尽なバイト先にあたらないことに越したことはないが、それにしてもバイト先で良好な人間関係を築くことは大切だ。大学でサークル等に所属しなければ同学年同士で仲良くやっていけば良いかもしれないが、実際に社会に出れば上司も部下もいる。上司の言う事を汲み取って理解しなければ職場で迷惑をかけるし、部下にきちんと教育を施さなければ全て自分の責任になってしまう。そういう一つ一つを"賃金をもらながら学べる"のがバイトだ。

 

もちろん働く中で好きな子を見つけたり、大切な仲間と出会う可能性も無視できない。

「バイト先で出会った子」なんてフレーズは昔からあるけれど、ひょっとして恋人が出来る可能性が最も高い場所ってバイト先なんじゃないか?働いている人って普段より輝いて見えるらしいしね。

 

 

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  • スキルを身につける

例えばコンビニのバイトなら仕入れから販売の仕組みが理解できたり、レジ打ちに慣れれば計算が得意になるかもしれない。嫌な客にも笑顔で接客したり、不条理の中でも営業に徹しなければならない。あるいはレストランでバイトすれば料理が出来るようになるかもしれないし、塾講師をしていれば中高生の相手が得意になったり、人にものを教えるのが上手になるだろう。

 

おすすめとしてはこの見出し通り、"ちょっと専門的なもの"に手を出してみるということ"だ。デザインの仕事を目指しているならデザイン系のアルバイトを目指すのも良いし、獣医になりたいならペットショップでバイトすれば何か掴めるかもしれない。

 

 

何も将来なりたい職業と直結したバイトをすべし、ということではなく、同じ時間拘束されるのであれば何かしらスキルを身につけたほうが良い。そういう意味でファーストフード店やコンビニで働き続けるというよりは、もっと自分が興味を持ったアルバイトを積極的に探したほうが良い。

 

 

 

 

 

一番ヤバいのは目先の利益で「通いやすいから」「楽そうだから」「友達に紹介してもらったから・友達がいるから」「給料高いから」という理由だけで安易にバイトを始めること。もちろんそこで思いがけない出会いがあるかもしれないし、意外と性にあったバイトかもしれない。でも、自分のためにも、バイトくらい粘ってあれこれこだわっても良いんじゃないかと思う。

 

AKB48を見たければドームでバイトすればいいし、魚が好きなら水族館でも回転寿司屋でもあたってみれば良い。

 

 

「好き」という自分の圧倒的に曖昧な感情を掘り下げてみる。そして「それを仕事にしてみる」というのは絶好の機会だ。逆に、そんなことができるのはバイトだけなのだ。