流行りの「私を構成する9枚」をやってみた
トピック「私を構成する9枚」について
instagramやTwitterをはじめとしたSNSで「私を構成する9枚」というのが流行っている。どうやらinstagramの派生アプリである"Layout"を活用することで簡単に9枚の写真をコラージュできることから広まったようである。
instagramは最近めっきりやらなくなったのだけれどせっかくなのでとても久々に起動させて自分の9枚のCDを選んでみた。他にも思い出の場所、とか憧れの芸能人、とかいくらでもやりようがあって面白いテーマだと思った。
さて
じゃーん、こんな感じになりました。
他人が僕を構成する9枚を見て面白いのかはさておき、これを選ぶときに「僕を構成する9枚ってどうやって選ぶんだ」と難儀した。例えばこれまでの半生が一本の竹だったとして、そこに9つの節があったとしよう。その節が音楽だとしたら、というふうに選ぼうではないかと思ってさっさと9枚選んでしまった。
よそのブログによっては一枚一枚自らの思い出とともにそのCDがいかに優れているかを延々と語っているものがあって驚嘆するが、僕はさらっと(本当にさらっと)紹介しておしまいにしようと思う。
じゃあ上から順番に
- アーティスト: 斉藤和義,松尾一彦,片山敦夫,村山達哉,溝口肇
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/12/07
- メディア: CD
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5曲目の「rain」に完全に心を奪われた。初めて"ギタリスト"のギターに感動した瞬間だった。この気だるい、何もかもとかしてしまいそうなカッティングのリズムをいつまでも聞いていた、気がする。それから「アゲハ」もすっごい好きで何度も聞いたっけな。
- アーティスト: Syrup 16g
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
- 発売日: 2008/01/30
- メディア: CD
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ベストの次は解散アルバムかよ!って感じだったけど、ちょうど僕が聞き始めてすぐ解散しちゃったんだ。僕は「ニセモノ」みたいな攻撃的な曲はそんなに好きじゃなくて、「生活」「吐く血」「シーツ」みたいなのが好き。
そういう人はこのアルバムが好きだと思う。
syrup16gの中でも聴きやすい「さくら」が入ってるっていうだけじゃなくて、「バナナの皮」「来週のヒーロー」「ラファータ」など軽やかで物悲しいメロディが、なぜかロックで好きだった。極め付けは「夢からさめてしまわぬように」なもんだからアルバムとしての完成度が高いと思うの!
僕の好きな曲が全て入ったアルバム。一番好きな「If You Want Me To Stay」をはじめとして「Family Affair」「Runnin' Away」「Stand!」などなど、ファンク全部盛りって感じだ。スガシカオからスライっていう普通で言えば逆流になるんだけど、このアルバムが発売されて2年後に生まれた僕のような世代からすればむしろ自然な流れだと思う。
- アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 1996/06/24
- メディア: CD
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「ミスチルの中で一番好きなアルバム」っていう意味じゃないからね。ただ、僕を構成するかというとこのアルバムになると思う。前からミスチル好きと話していると「やっぱり暗いのは"深海"だよね」という話題が出てきて、「暗いなら聞かなくていーや」と敬遠していたのだけれどある時ふと聞いたら完全にハマった。確かに暗いんだけど「LOVEはじめました」とか「こんなにひどく蒸し暑い日」みたいなのが好きな僕はむしろこういう方が向いていたのかもしれない。この中でもベストはもちろん「シーラカンス」。
- アーティスト: BUMP OF CHICKEN,Motoo Fujiwara,Hiroaki Masukawa
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2002/02/20
- メディア: CD
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「私を構成する1枚」なら、間違いなくこのアルバムを選んだだろうと思う。始めて手にしたCDなので絶対忘れることはない。とにかく音楽を知らない僕が唯一「天体観測」を知っていたので繰り返し聞いただけなんだけど、そのうちに他の曲も全部好きになっていった。今のバンプファンって「ベンチとコーヒー」なんて知ってるのかなぁ?」でも最近のライブでも「embrace」とかやってるみたいだし、それならまたライブ行きたいな。そのときは是非「stage of the ground」か「メロディフラッグ」を!!
「progress」から入った超絶ミーハーだったけど好きになってからは選り好みせずに全部聞くようになったよ。でもお気に入りは「アシンメトリー」。ファンクが好きだったのか俺って!ってこのとき初めて思った。
LP盤持ってる!
初めて「Ame(B)」と「セントレイ」を聞いた時に「なにこれ新しい!!」って感動したっけ。新しい音楽ってこんなに格好良くて気持ちいいんだって新鮮だった。
HONEYにはまったクチ。このアルバムから大橋トリオにはまって、僕は未だにこのジャンルをなんて言えば良いのかわからないんだけど、このオシャレすぎるメロディとリズムに今でも酔いしれているんだなぁ。
- アーティスト: ASIAN KUNG-FU GENERATION
- 出版社/メーカー: キューンレコード
- 発売日: 2008/03/05
- メディア: CD
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ワールドワールドワールドはアジカンの中でも唯一聞きまくったアルバム。とにかくアルバム全体としての構成がまるで物語みたいで最後まで何度でも聞ける。
*
構成するシリーズ、なかなかおもしろかった。
以前にも勝手に同じようなことをしていて
自分で自分の好きなものを好き勝手書いてるだけなのに結構おもしろがられるからまたやってみたいと思う。やるとしたら本かなぁ。
おしまいー