鈴木ユートピア

31歳、写真、キャンプ、バイク、旅

鼻クリニックに行ってきた 睡眠時無呼吸症候群との決別

 

フヒャー

 

という音とともに目を覚ました。

有給休暇の午前8時。

 

踏みつけられたゴムボールのように肺が萎んでる感覚がある。

僕はいつもみたいに肺に空気を目一杯入れて膨らませる。

頭はぼんやりする。小さな頭痛すらする。

口の中はカサカサに乾燥していて今すぐ横になりたい気分だ。

鼻の中は完全に閉ざされていて口呼吸でとにかく呼吸を繰り返して

体に酸素を送り込む。ほどなくして身体が動くようになって

起き上がる。深く息をつく。「また息してなかったんだなぁ」

僕はこういう朝をもう2年以上続けている。

 

 

睡眠時無呼吸症候群

 

 

正式に診断された訳ではないが、明らかに名前の通りである。

睡眠時に無呼吸なのだ。僕の場合何らかの理由で鼻が通っていなくて、

それによって口呼吸にならざるをえず、

睡眠時は腹式呼吸で鼻呼吸メインになるから

無呼吸になるーということなんじゃないかなーと勝手に解釈している。

 

 

2年こうして無呼吸をやってきて、

「これは放っておいても治んねえなさては」ということくらいはわかる訳です。

 

で、毎晩布団に入るたびに「明日の朝も最悪な寝覚めなんだろうな」と思うのも嫌だし、ある日朝冷たくなってた....なんてこともあり得ない話じゃない。

朝もいい加減つらい。

 

そういう訳で、きちんと原因を究明した上で治療できるものなら治療しようではないか。と思うことにした。偉いな〜〜。

 

 

鼻専門のクリニックがあって、人気がすごくて1ヶ月前に予約を取らないと

途中で初診予約のTELを受け付けなくなるという異例の状況で、なんとかタイミングよく予約を取り、上司には「睡眠時無呼吸なので病院に行きます。」と伝えて有給を獲得。

 

 

そういう訳で今日は有給休暇であった。

休んでいるくせに賃金をもらう訳である。休むのも仕事のうちさ。

 

nose-clinic.jp

 

ここに行きました。初診予約は電話から。

 

 

 

東京駅で降りて八重洲口の方から歩く。7月の酷暑。

駅から10分の距離だが汗がだらだら湧いてくる。

 

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google mapに身を預けて到着。

鼻クリニックの看板。

 

 

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入り口の様子

 

 

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鼻クリニックの受付は3F。中に入ってエレベーターで3階へ。

 

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鼻クリニックの紋章。

光ってるとすごい迫力だ。

 

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鼻クリニックの受付は広々として清潔な雰囲気だ。

様々な形と大きさのソファーと椅子が適度に配置されていて近未来的。

ウォーターサーバーも完備。

 

クーラーのおかげで汗が少しずつ引いてくる。

受付で保険証を出す。お薬手帳はありますかって聞かれたけど

そっかぁお薬手帳かぁ。その発想はなかった。

 

 

受付で問診表とiPad miniを渡される。

問診表には自分の情報とアレルギー、過去の手術経験に関する情報を書き込んで

あとは鼻の状況に関して記入。

 

iPadは25.26の質問に答える。

「妊娠していますか?」とか「鼻水はいつも出ますか」といったものだ。

 

問診とiPadを受付に提出する。ソファーで大人しく待つ。

同じ時間帯に予約した人は先に問診表を出した人から通されるので予約したより少し早めにくると先着で優先されるかもしれない。

 

 

それから診察室に通される。中にいるお医者さんから問診。

あらかじめiPadで答えたことへの確認のようだった。

 

それからベッドに仰向けに寝て鼻の中にちょっとだけ管を突っ込んで鼻の中を撮影。

これくしゃみ出たらどうしよ....と心配になったがそこまで奥にぶち込まれなかったから大丈夫だった。

 

それから「CTスキャンも撮りましょう」と言われてまた待合室へ。

待合室で注意書きのシートを渡される。シートには「眼鏡を外すこと・イヤリングを外すこと・ピアスを取ること・ガムを噛まないこと」といった注意書きが。注文の多い料理店かよ。

 

 

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僕の装備品は眼鏡のみだったのでそのまま待機。

10分程度待っているとCTスキャンの部屋に通される。

 

CTスキャン室には映画『グリーンマイル』の電気椅子のような椅子が備え付けられており、促されるままに椅子に座り、肘掛に手を置くと顎を固定され、おでこを固定される。まじで電気椅子みたいだ。

 

それから数分撮影。撮影と言ってもこっちは座っているだけだし、向こうは部屋の外でパソコンを操作しているだけだ。撮影中は謎のクラシックがかかっていて「この音楽がかかっている間はCTスキャン中だからむやみやたらと入るべからず」的な意味なんだろうなぁ。やっぱりCTってあまり体に良くないんだろうかなどといらぬことを考えていたら終わった。

 

 

 

CTの後に診察の手引きをもらう。

 

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それからまた医者の部屋に戻る。

最初に鼻に突っ込まれた時の写真と電気椅子に座った時の写真を順番に見せられる。

日本人は鼻の骨が曲がっている人が多いという話を聞いたことがあるが、

確かに僕の鼻も中の方でくの字に曲がっているようだ。

ただこれは平均的で、削ったりするほどのことではないらしい。

 

それとは関係なく鼻の粘膜が慢性的に鼻炎状態になっていて、

常人の鼻の中の写真と比較されるんだが、

やはり腫れ上がっていて空気の抜け道が全然ない感じだ。

 

「とりあえず鼻の中を毎日クリーニングしてもらって、点鼻薬も出しますのでそれで1ヶ月ほど過ごして頂いて様子を見ましょう。アレルギーがわからないので帰る前にサイケツしてください。」

 

そんな具合で問診は終わり。

それからサイケツのために別の部屋に通される。

 

「はい、では利き手と逆の腕を出してください。」という看護師の誘導のまま腕を出すと看護師は手際よくゴムテープで僕の二の腕あたりを縛り、腕をアルコールで消毒して注射針を取り出した。

 

サイケツって採血か!

 

えええっ 鼻炎で採血されるとは思わなかったんですけど!!

と年甲斐もなく大慌てである。

 

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待合室で被害者面の図。

採血の結果は1ヶ月後。

 

それから受付で次の予約をとって処方箋をもらう。

あの良くある鼻にシュッとやるやつだな。あれが炎症を抑えるらしい。

それから医者に言われた鼻のクリーニングってやつ。

 

 

 

 

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こういうやつである。なんか写真が滑稽。

中にお湯を入れて、さらに同梱されている薬を混ぜると鼻がツーンとしないらしい。

これを追加の薬込みで4000円で購入。

診察が10000円だったので鼻洗浄込みで14000円か。かかったなぁ。

 

 

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鼻に関する様々な医療パンフレットみたいなのが並んでいて面白かった。

「最高の睡眠」とか僕の状況にドンピシャだし。何冊か持ち帰る。

 

 

 

それからお買い物して家に帰る。

この後実際に1日2回やれと言われた鼻洗浄の話をしようと思ったんだけど

眠さ限界なのでこの辺で筆を(?)置く。

 

 

この鼻洗浄+点鼻薬で快眠なるか?!

 

乞うご期待!

 

 

 

 

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