「仕事をやらされてる」?
三が日が終わり、明日からまた仕事が始まるという人も多いのではないだろうか。
僕もその1人で、明日から仕事が始まる。幸か不幸か去年からまたがっている仕事がないので、
年始に出勤しても「さあて、どうしよっか〜?」って感じである。
僕のいる部署は一応僕が率いているので、自分が「はーいやるよー!」と言わなければ
なにも始まらないようなところがあり、サボり気質の人からすれば「なにそれ最高じゃん」って
感じなんだろうけど、僕からしたら自分の部署の存在意義を証明し続けなければならないので結構必死だ。
今の会社に入ってから「仕事をやらされてる」と感じたことがない。
全部自分から率先して動いているつもりだ。たとえ上司から「鈴木くん便所掃除しといて」と言われたとしても
「ああそれは必要なことなのだな」と思ってやるだけだし、完全に無意味な雑務を嫌がせで押し付けられたとしたら
その日に退職願を出せばいいだけの話だ。
前職でも「仕事をやらされてる」と感じだことはない。その前と、その前はあったかも。
どこかから「やらされてる」と思わなくなった。思わないように心がけるようになったのかもしれない。
業務内容などが大きく変わったわけではないから、やはり気の持ちようなのだと思う。
世の中の人によっては「こんな薄給でボロ雑巾みたいに働かされて、最悪だよ」という気持ちを抱いている人もいようが、
やっぱりそういう環境にいるのなら辞めた方がいいんじゃないかと思う。最近はマジでみんな会社をぽんぽん辞めるようになったので
2年目の人が辞めてもあんまりどの会社でもどよめかなくなったというか。要は転職しやすくなったのだろう。
別に2年で仕事を辞めた旨を履歴書に書いたとしても「なんで前の仕事2年で辞めちゃったの?」みたいな露骨な目線は少ないんじゃないかな。
話を戻すけど、マックのバイトだろうがサラリーマンだろうが、八百屋だろうが商社だろうが、
「仕事をやらされてる」と感じるかどうかは、その人次第なんじゃないかなと思う。
もちろん先輩上司の手腕もあると思う。うまい具合に乗っけてあげて「これはすごく意義のある仕事なんだ。君にならできるはずだ。やってくれるかい?!」みたいな具合で乗せるのがうまい人も、いるよね。
ただ、そういう先輩上司は多分どちらかというと希少だと思うから、「俺は仕事をやらされてるんじゃなくて、自分からやってるんだぜ!」
と思うために工夫した方がはるかに生産的なんだろうなーとは、思う。そっちの方が結果もついてこよう。
そのための工夫として、大雑把にいうと結局は「経営者目線」っていうことなんだと思うんだけど、
要は会社って大きな船みたいなもので、その船の上で一生懸命舵取りをしたり天気の具合を確認して報告してる奴もいれば、ただ乗っかって「俺はこんな船乗りたくなかった」ってブウ垂れてるやつもいるわけじゃんか。それって、「とちったら俺たち船ごと沈むぜ?!」ということを体感として実感できているかどうかじゃないかと思う。そういうのはきっと大企業ほど感じにくく、零細企業であるほど感じやすいんじゃないかなって思う。
経費として計上されてるボールペンやホチキスだって会社の金だといえばそれまでだけど、出費には違いないわけで、毎月自分の会社がどのくらい売り上げていて、年にどれだけの利益を上げられているかどうかを知っているか(意識しているか)が気になるようになってくると、サラリーマンって結構面白くなってくると思うんだけど、どうだろう。あとはフリーランスになってみると、要はあれは事業の最小単位なわけだから、やはり経営者目線というのが嫌でも身につくんじゃないかなって思う。
まあゆうても「仕事をやらされている」と思おうが思うまいが仕事はやってくるわけで....できることなら前向きに働いたほうが面白くねえ?
っていうのが、僕が思う一つの結論なのでした。
おしまい