私服の制服化
かつて「私服の制服化」に憧れたことがあって、その時の名残?というか惰性で同じ服ばかり着ている。
春夏は無地の白Tシャツ、秋冬は黒のワイシャツを着る。
だから暑い時は白くて、寒い時は白だ。
スティーブ・ジョブズは全く同じニットと同じジーンズを着ていたことはあまりにも有名だけれど、あれは起きて服を着る時に、「どの服を着ようか」と考えるリソースを省いているってことらしい。そういう余計な(服選びって余計なんだろうか?)決定を端折ることで、より重要な決定に取り組むことができる。答えが研ぎ澄まされるって感じなのかしら。
カッケー!
と思ってしまってな。あ、当時な。迂闊にもな。
自分の行動に縛りを科すことによって、自分の能力を底上げする.....もういかにも少年漫画って感じでワクワクする。した。その時は。迂闊にもな。
今となっては、ケンブリッジ大学の研究で人は1日に35,000回決断を行なっているということがわかっていて、「じゃあ朝何を着るかなんて1/35,000に過ぎず、それって本当に決断回数の断捨離になっとるんかいなー!!!!と思い、
さらに言えばそもそもジョブズは大企業の経営者なわけで、会社の舵取りをしながら毎回重要な決断を下さないといけない立場にいるわけで。そう言う立場でもない自分が「より研ぎ澄まされた決断をするために」着る服を制限するのってチョー恥ずかしいんじゃない??んー?
なんて思っていたらマジで恥ずかしくなってきた。ピエー
だって服を固定して決断回数を減らしてるのに、セブンイレブンでカップヌードルのカレー味にするかシーフード味にするか、真剣に悩んでるんだぜ?バカみたいだろ。
◎
一昨日、肌寒かったので衣替えをした。白シャツの毎日から黒シャツの毎日がやってきたわけだ。意味を失った決断回数が1回少ない毎日が始まる。否応なく。迂闊にも。
今週のお題「急に寒いやん」