襟を立てた桃太郎②
↑これまでのあらすじ
襟を立てた桃太郎は鬼が島を目指して旅に出かけた。
筆者的にはここで桃太郎がgooglemapを使い出したり、電車で鬼が島を目指させるところだけれど、そーゆーのは逆に現実的ではないし読者の夢を壊すので止した。
止したけれどどうやって襟を立てた桃太郎が鬼が島へ向かったものか良い案が浮かばない。
そういうわけで桃太郎の実家と鬼が島は結構近かったということにすることにした。
距離的には渋谷から池袋くらいの距離である。
とにかく徒歩で全然どうにかなっちゃう距離を襟を立てた桃太郎は歩き始めた。
すると道の向こうからイヌが歩いてくるのが見えた。
桃太郎は婆に「動物を家来にして鬼退治に行くと番組的においしい。くまもん的な。」と言っていたのを思い出した。それで、イヌを家来にすることにした。
いや違うや、やっぱ今のなし。
イヌが向こうからやってきて、抑揚をつけて言う訳だな。
「桃太郎さん桃太郎さんお腰につけたきびだんご。一つわたしに下さいな。」
桃太郎は腰に生のままきびだんごを付けていたわけではなく、なんか袋的なやつに入れていたので、イヌにきびだんごの所有がバレたのに心底ビビった。それで、家来にしなかったらどんなに酷い目に遭うだろうと思い家来にした。あときびだんごをあげた。
イヌを連れて道を歩いていると向こうからサルがやってきた。...なんかもう面倒くせぇな。そのあとは同じだ。だいたい判るだろ?報酬があって仕事があるんだ。きびだんごを貰ったらそれだけの働きをしなくちゃいけない。あとキジ。
桃太郎は動物畜生を3匹連れて鬼が島に到着した。
だから桃太郎は錦織が準優勝を果たしたのを見損ねた。