「試し書き」から見えた世界 が届きました
"「試し書き」から見えた世界"というの本を中古で購入しました。
この前までは横山秀夫の「64(ロクヨン)」、「クライマーズハイ」を読んでいたのでもっとライトな楽しい本を読みたくなったのです。
この著者寺井さんは世界放浪中に「試し書きされた紙ってめっちゃ魅力的」であることを発見し、それ以来世界中の試し書きを集めて展示会を開かれたりしているそうだ。
国ごとにお国柄が出るのが面白く、「インドは数式ばかり」とか「後ろ向きな言葉が並ぶ中国」とか「"永"の字が並ぶ日本」などなど...国によってこうも違うのねー。
人に見せるためでもなく、かといって意味があるわけでもない完全に「無意識」な試し書きというのはある意味究極のアートなのかも、と言われると確かにそうかも!と思ってきてしまう。
みなさんは試し書きでなんて書きます?祖母はいつも自分の住所を途中まで書いていたけれどあれはあまりよくないよね...(笑)僕は絵を描いたりするので、立方体を書くことが多い。あと斜線とか、円とか、そういう幾何学模様が並ぶことが多いかなあ。
あとは万年筆とか筆ペンとか、完全に文章を書く筆記具の試し書きの場合は難しい。
何かの名言を書くのもこっぱずかしいし、自分の名前を書くのも嫌だし...。
最近僕はなるべく意味がない言葉を並べるようにしている。
「鯖読みするせみ」とか「通天閣シンドローム」とか「バソキヤ」とか。
「鯖読みするせみ」は語呂も良いし、版権フリーですのでご自由にお使いください。楽曲の歌詞に使用する場合はお手数ですが当ブログにご一報戴き、クレジットに載せていただくと多幸です。なにをいってるんだおれは。
こういう試し書きって何となく面白いっていう意識は「人の手帳を見たい」とか「人のかばんの中がきになる」っていうのにすごく通ずるところがあるよね。
どうして人の手帳ってあんなにきになるのか、僕にはわからないけれど。
昔は手帳の内容をブログに公開していたような時期もあったけれど
今は手帳の中を公開するのってちょっと自意識強い感じがして憚られる。「手帳を見てもらうために手帳書いてる」感じ。ほら、なんか「これブログに載せるんだもんな」って思ったらスケジュールすかすかだとカッコつかないからやたら細かく埋めちゃったりしてさ。そういうのがなんかね。
おしまい